長崎卓袱料理を食べる!!
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- 2014年11月12日
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九州調理師専門学校では、和食のテーブルマナーの授業の一環として、今回長崎でも有名な「料亭御宿 坂本屋」さんで、長崎独特の卓袱料理を頂きながら、作法やプロの料理の味付けや盛り付けなどを勉強してきました。
ほとんどの学生は長崎卓袱料理が初めてで、いい経験になったようです。
卓袱―上座も下座もない円卓の愉楽
「お鰭(ひれ)をどうぞ」
長崎の卓袱(しっぽく)料理はオカッツァマ(女将)のあいさつで始まります。
お鰭とは鯛の身の入ったお吸い物のこと。
これは、「お客様一人に鯛1尾を使いました」というもてなしの意味が込められています。
卓袱料理のルーツは、鎖国時代、海外に唯一窓を開いていた長崎に来航した唐人により伝えられた接客料理。これに和風、中華風、スペイン、ポルトガル風のアレンジを加え独特の料理として完成されたのが長崎卓袱料理です。
卓袱はもともと親交を深めるための料理で、身分の上下なく平等に円卓を囲むのが特色です。
始まりのお鰭以外は食べる順番、食べ方などの決まりはなく、円卓に並んだ料理を好きなように
自分の箸で小皿に取り分けて食します。
明治の創業以来培ってきた坂本屋の長崎卓袱料理です。
坂本屋さんの角煮と黒豆は特に県内外のお客様には非常に評判が良いと
お聞きしています。